mixiニュースより転載。
1989年に宮崎駿監督でアニメ映画化された『魔女の宅急便』の原作である、童話作家・角野栄子氏の同名児童文学が、今年10月上旬に発売される『魔女の宅急便その6 それぞれの旅立ち』(福音館書店)で完結することがわかった。最終作となる新作では、主人公の魔法使い・キキが、恋人のとんぼと結婚して双子が誕生。双子なのに性格は正反対の姉のニニと弟のトトが成長し、二人がキキの元から旅立つまでが描かれるという。
印象深いアニメランキング、圧倒的なジブリ作品の存在感
魔女としての独り立ちのため、相棒の黒猫・ジジと港町に向かったキキが、宅急便を始め、失敗や挫折を経験しながら成長する姿を描いた『魔女の宅急便』。原作は1985年に刊行され、89年の映画化後も、続編が刊行され、その後現在までに5作品が発売されている。2007年発売の『魔女の宅急便 その5 魔法のとまり木』では、20歳になったキキの姿を描いた。第1作の刊行から24年の歴史に幕を下ろすことになる最新作では、キキがとんぼと結婚し、さらに子供を魔女として送り出すまでを描く。
角野氏は、早稲田大学教育学部英語英文学科卒業後、出版社に勤務。1960年、25歳の時にブラジルに2年間滞在し、その体験からノンフィクション『ルイジンニョ少年、ブラジルをたずねて』を出版し、作家デビュー。『魔女の宅急便』シリーズのほか、『おじいちゃんのスープ』『赤ちゃんがやってきた』などの作品を刊行している。
PR