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hiro's Wondrous World.~自己満足ブログ~
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    100のお題003



    PART1─3

    1時間を過ぎても2時間を過ぎてもあなた専用の着信音は鳴らなかった。
    代わりに、友達からのメールは何通か届いた。

    “あゆの新曲イイよね♪”
    “iPodやっと買ったよー”
    “お腹空いたぁ!><”
    “メアド変えました…”

    どれも私の心を充分に満たしてくれるものではなかったけど、何も無いよりはマシだった。

    本当なら今頃ドライブを楽しんでいるかもしれない。
    そんなことを思わせる日の落ちた空が、私を優しく包み込んでくれているかのように思えた。

    あいつ、今何してるのかな…。



    蒼い月
    蒼い月さんで配布されている100題の写真詩集です。
    写真に自由に言葉を紡いでいくというものです。
    何か感じたものがあれば、コメントお待ちしております。

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    100のお題002



    PART1─2

    あのまま家へ帰るにはなんだか惨め過ぎた。
    私は日が暮れるまでウィンドーショッピングをしたり、カフェでお腹を満たしたり、本屋で新書を眺めたりして、暇を潰していた。

    あなた専用の着信音が鳴るのを待ちながら──。



    蒼い月
    蒼い月さんで配布されている100題の写真詩集です。
    写真に自由に言葉を紡いでいくというものです。
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    100のお題001



    PART1─1

    「10時にいつものとこで」
    張り切ってお洒落をしたのがバカみたいじゃない。

    その約束だけで、どんなに辛い仕事だって頑張れたんだから。

    「ごめん、な?」
    あのカップルみたいに手を繋げるだけで良かったのに。

    待ち合わせから1時間も遅れてキャンセルの電話。

    3ヶ月も経つとこんなものなのかな。
    私ばっかり好きで、あいつはきっと私なんて2番目なんだ。

    無言のまま電話を切ったのは、私なりのささやかな抵抗だった。

    あいつが約束を守らなかったことに怒ってるんじゃないの。
    素っ気無い電話での口調に意地を張ってるんじゃないの。

    あのカップルとすれ違った瞬間──。
    一粒の涙が頬をつたった。


    蒼い月
    蒼い月さんで配布されている100題の写真詩集です。
    写真に自由に言葉を紡いでいくというものです。
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